んにちは、マネーヒーローズの真宮です。
今回は、高齢者向けのNISAについて詳しく解説していきます。
このような危険な投資案件を未然に防ぐために、最後まで必ず読むようにしましょう。
まず結論からお伝えすると、高齢者向けのNISAは絶対に利用しないでください。
まだ、正式に始まったわけではありませんが、このシステムは高齢者からお金を巻き上げるだけのシステムで、実際に投資する人には何のメリットもない制度です。
そこで今回は、高齢者向けのNISAとは?、高齢者向けのNISAはなぜ利用しない方が良いうのかなどについて詳しく解説していきます。

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①高齢者向けのNISAとは?
金融庁は、高齢者向けの新たなNISA(少額投資非課税制度)の創設を検討しています。この制度では、これまでNISAの対象外とされていた「毎月分配型」の投資信託を、高齢者に限定して対象に加える案が浮上しています。具体的には、2026年度の税制改正要望に盛り込まれる予定だといわれています。
背景と目的
NISAは、投資信託の配当金や売却益などを一定額まで非課税とする制度で、長期的な資産形成を目的としています。そのため、運用益を再投資せずに毎月分配するタイプの投資信託は、これまでNISAの対象外とされてきました。しかし、高齢者の中には、年金の補完として毎月の分配金を求める声があり、金融庁はこうしたニーズに応える形で制度の見直しを検討しています。
現行制度と今後の展望
現在の新NISA制度では、毎月分配型の投資信託は対象外ですが、隔月分配型の投資信託は成長投資枠で購入可能です。これにより、奇数月と偶数月に分配される投資信託を組み合わせることで、実質的に毎月分配を受け取ることも可能です。実際、2024年3月時点で新NISAの成長投資枠対象商品には94本の隔月分配型投資信託が含まれており、シニア層を中心に注目されています。
②やらない方がいい理由
高齢者向けNISAに「毎月分配型の投資信託」を解禁する案については、表面的には高齢者のニーズに応えるように見えますが、むしろやらない方がよいという否定的意見も多く存在します。
① 毎月分配型は「元本取り崩し」が多く、資産が減りやすい
多くの「毎月分配型投信」は、実際の運用益ではなく、元本から分配金を支払っているケースが少なくありません。つまり、資産がじわじわと削られていく構造になっているのです。
- 「もらえる金額は同じでも、残るお金は減っていく」
- 老後資金を“ちょっとずつ削っていく仕組み”とも言える
💡これは高齢者にとって非常に危険で、長生きリスク(老後資金の枯渇)をむしろ助長しかねません。
② 投資判断が難しい=金融リテラシーが試される
毎月分配型の投信には、手数料が高い商品や、複雑な仕組み(通貨選択型など)が多く存在します。高齢者がこれらを正しく理解し、選別するのは非常に難しいです。
- 銀行や証券会社の「おすすめ」が、実は手数料の高い商品ということも
- 毎月分配=安定してるように見えて、実態は不透明
⚠️誤った商品選びが、老後の生活に致命的な影響を及ぼすリスクがある。
③ 「安定収入」と錯覚しやすく、浪費を助長する恐れ
毎月分配を受け取ることで、「毎月お金が入ってくる=安心」「収入があるから大丈夫」という心理が働きやすくなり、生活費の引き締めが難しくなります。
- 実態は自分の資産を切り崩しているだけ
- 気づいたときには資産が大きく目減りしている可能性も
④ NISA本来の目的とズレる
NISA制度は「長期・積立・分散による資産形成」を支援する目的で作られた制度です。しかし、毎月分配型は短期的な配当に依存する運用であり、制度の趣旨と逆行します。
- 制度の一貫性を損なうことにもなりかねない
- 今後のNISA制度への信頼性低下も懸念される
③代替案:本当に高齢者に向いた資産運用とは?
毎月分配型に頼らずとも、以下のような方法で老後の資金管理は可能です。
- 低リスクのインデックス投信を活用し、必要時に取り崩す
- 公的年金+個人年金+適度な現金保有で安定収入を確保
- 自動売却サービスを使えば、毎月一定額を取り崩すことも可能(無理に分配型にする必要はない)
結論
「毎月分配型投信のNISA対象化」は、高齢者に優しいようでいて、実は非常に危険な制度設計です。
短期的な安心感に惑わされず、制度の本質と将来の資産の持続可能性を考えるべきです。
以上が、今回の内容になります。
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